船番所ブログ
西海名所・史跡めぐりPart2
2009/10/30
以前、お知らせの『横瀬浦巡礼地祝福式』の記事で簡単に紹介しました
横瀬浦公園を今回はもう少し詳しく紹介します。
横瀬浦は1562年に大村純忠が、平戸を追われたポルトガル船を受け入れ
開かれた港です。
布教長コスメ・デ・トルレスは 「お助けの聖母の港」 と命名。
港を望む丘の上には教会が建ち、各地から集まる信者と
貿易に携わる商人たちによってまたたく間に繁栄しました。
横瀬浦公園はその丘の上、つまり当時教会が建っていた場所に造られた公園です。
当店からだと徒歩で5分程。
小高い丘と上へと続く階段、そしてルイス・フロイスの銅像が出迎えてくれます。
ルイス・フロイスはキリスト教の修道会、イエズス会の宣教師で、
1563年、31歳で横瀬浦に上陸し布教活動を行った人物です。
ルイス・フロイスは身長およそ195cmもあったそうで、等身大で作らてある銅像は
確かに大きいです!
階段を昇ると右手に体験学習棟・展望台、左手にモニュメントがあります。
体験学習棟では横瀬浦の歴史にまつわる資料が展示されており、
当時の様子を知ることができます。
モニュメントの裏手には遊具とグランドがあり、
そのグランド右に見ながら奥へ進むと、 『横瀬浦巡礼地』 があります。
横瀬浦が世界史の表舞台で繁栄したのはわずか1年あまり。
暴徒たちによって町は焼き尽くされ、港は福田、長崎へと移っていきます。
”もしも”焼き討ちがなかったら
ここが長崎になっていたかも・・・・
今はただひっそりと佇む横瀬浦。
皆さんも一度、そんな横瀬浦の歴史を辿ってみてはいかがでしょうか。
入園料 : 無料
駐車場 : 有(約50台完備)
トイレ : 有